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一般流通業界では価格破壊、製販同盟、円高、グローバル化、流通破壊(小売業の絶対数の減少、卸業の機能変化)、規制緩和といった劇的な現象が勃発した。 それに呼応するようにタイヤ業界でも、タイヤ専門店の二極化、大手オートショップや通信販売の台頭、オープン価格化、価格レベルの低下、国内リプレイス市場における競争激化など刺激的な現象が多発したのである。
我々は、こうした市場環境の変化に対応するにはやはり「組織小売業」の推進しかないという結論に達した。 我々が十数年にわたって展開してきた「製造小売業化」への取り組みは、まさに正念場にさしかかっていた。
時代の歩調に合わせC・チェーンを蘇生するには何が必要なのか。 それには、まず「組織小売業に求められるもの」を明確化しなければならなかった。
ひとつは、消費者意識の動きを把握することだ。 そこで、そのキーワードとして経済低成長に伴う低収入化、低価格かつ高価値へのニーズ、価値観の国際化、堅実消費、情報価値の購入、人と人の交流の充実、安全志向、環境にやさしい消費活動、商品購入方法の多様化などをピックアップした。

これらの消費者の意識変化に対応するクルママーケットの動きとしては、楽しむクルマ、RVの本格化、一般セダンの低迷、外国車の一般化、女性・シニアドライバーの急増、安全意識のアップ、高級車神話の崩壊が考えられた。 以上の消費者とクルママーケットの動きを包括的に調査・分析した結果、浮かび上がってきたのが、もはや一般の小売店では多様化する費者の購買行動には対応できないという事実だ。
それは組織化された小売業でしか対応できなくなってきているのである。 今後、ますます多様化・個性化するマーケットに対応するには、柔軟な活動が展開でき、かつマーケティング力をもつ組織小売店が必要になると考えた。
では、メーカーの組織小売業はどんな効果を生み出すべきなのか。 度重なる議論を交わし、我々は次のような「めざすべき効果」を列挙した。
・マーケットニーズへの対応力の強化・競争力の高い小売店への変革・経営効率の向上・全国統一オペレーションによるマーケティング効率のアップ・地域特性にマッチしたマーケティングの推進・全国チャネルによる信頼と安心感の高い小売店イメージの醸成・全国小売店の参入意欲を掻き立てる組織小売業への変身・メーカーとしての小売事業の成功「C」のFVS化構想以上のような市場環境分析の末、我々はやっとC・チェーンをマーケットニーズに対応させるための一筋の光明を得ることができた。

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